鎌倉 住まいの相談より
鎌倉市のNPOセンターの団体要覧を見て、住みたい鎌倉・建て主塾に相談に来る人が増えている。今回の相談は長谷在住の1人暮らしの老人より、
・5年前に中古戸建(3000万円少々)を購入して東京から移住
・最近、隣戸の深夜の生活音で困っている。
・窓の2重化も検討しているが、効果が疑問。
・現在の家を売却して買い替えも考えている。
という内容である。
この場合、現在の住まいを売却し、同じような立地条件である鎌倉駅徒歩圏に住み替えるのは予算的に難しいと思われるので、まずは夜安眠できるよう寝室を防音シェルター化すると良いと思うのだが、その方法やその他のアイデアなど、住みたい鎌倉・建て主塾のサポーターである地域の建築家にも意見を聞いてみたいと思う。
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コメント
ご質問の件ですが、どの程度の音か判断できないのですが、生活音レベルでしたら、内部に遮音パネル(大建工業(株))などを施工し、サッシも防音サッシ(+防音ガラス)に取り替えることでかなりの防音化が可能と思われます。ピアノの音(あるいは楽器音)とかになると、防音室をつくる仕様レベルにしないと無理でしょう。
投稿: 倉澤 智 | 2006/08/07 12:44
こんにちは。先日の電車の中の話ですね。
2重サッシ・2重壁は効果があります。(米軍基地近くの建物の実例など)
音のレベルの指標として(概算)
ボーリング場 :80dB
水洗便所の音 :60dB(デシベル)
普通の話し声 :50dB
昼の住宅地 :45dB
深夜の住宅地 :30dB
などがあります。
音は単純に引き算ができて
例えば30dBの防音仕様にした場合
60dB−30dB=30dBとなります。
窓の部分
・2重サッシにすると−35dB
壁の部分
・遮音ボードを2枚増し張りすると−40dB
・2重壁(断熱材・遮音ボード張り)にすると−50dB
施工は防音工事の専門業者(あるいは建材メーカーの下請け業者)がやることになる
と思います。
(例えばピアノ室を計画した場合、下地までは大工さんがやって
それ以降は専門業者がやる場合が多いです。「防音工事」で検索するとたくさんでて
きます。)
私が知っている情報はこんな感じです。
投稿: 山田博也 | 2006/08/07 21:20
音の問題はとてもデリケートだから簡単に答えは出ない、
少なくとも現地へ行き、本人に会いどの程度の音をどの程度気にしているのかを判断しなければならない、本当に隣家が騒音を出しているのであれば行政を介して解決を計ることもあるであろう。
それほどでなければ隣家との間に木を植えるとか家の外で出来る吸音対策をとりその上で建物の防音を考えるのが良いであろう。
あとは家のどこで寝ているのか?
などなど、人生相談みたい、、、。
投稿: 波多 周 | 2006/08/07 21:21
この一人暮らしの老人は、設計者がどうこうではなく、直接防音工事が出来る施工者に相談されるべきですが、そもそも隣家とのつきあい方に一番の問題があるのでは
と思います。深夜の生活音がどの程度なのか判断しかねますが、防音工事を施しても限度があります。一般論として、老人になれば耳は遠くなり、自身の生活音のほうが
大きくなります。(拙宅隣家がそう)
投稿: 三原 栄一 | 2006/08/07 21:22
騒音の問題はよく耳にします。
木造の場合はほとんどが解決できません。確実です。
基本的に音は質量に比例します。重いと伝わりにくいです。
しかし、その一室(寝室等)をかなりの重装備にすることで多少は解決できます。建物全体ですとかなり無理があり、費用もかさみます。考えない方がいいと思われます
。
重装備しても経年変化でそのうち音が漏れるようになります。木造の場合は床壁天井を貼り増し、サッシを重装備にします。これしかないです。RCは問題外ですが!いかがでしょう?
あとは隣人と対話が出来るかどうかです!
あとは老人となると重装備することでいろんな問題も
予想されます。扉の重量や操作、段差等です。
必要なら伺ってもかまいません。
投稿: 今村 文明 | 2006/08/07 21:23
防音との見地から、開口部を強化することが一番即効性があります。サッシの二重化および、換気口に消音チャンバーをつけるか、もしくはこれを塞いで音の影響の出ないところで別の換気口をあけるか。
とにかく、開口部を強化することが一番です。騒音源の近くに、開口や隙間があれば、いくら防音の対策をしたとしても、全く効果は出ません。徹底的にやることです。
さらに、壁の仕様にもよりますが、増し貼り(壁の面密度を上げる)することで、効果はでます。
ただし、問題は、
1)騒音源の種類によって、防音の仕様は大きく変わります。たとえば、一般的な音楽や生活騒音レベルのものですと、空気伝播によるものが多いので、開口部や、壁の仕様をアップすることである程度解決できます。
しかし、重低音をともなうもの(ベース音の大きい音楽、ウーハーを使用してるオーディオやサラウンド設備)や、エアコン室外機から伴う低周波的なものが出
ていたら、躯体伝播(振動)を伴います。開口部の補強はあまり役に立ちません。
2)音は感覚的領域が大きいのを理解する必要があります。完全に個人差がでます。騒音レベルを、何デシベル低減することは、物理的に可能です。しかし、せっかく防音工事を行ったとしても、気になさる方は、どんな小さな音でも、気になってしまいます。
特に、感情的になっているのであれば、なおさら神経質になります。もしも、完全にシャットアウトした環境を望むのであれば、それなりの防音工事が必要になります。ただし、クライアントがご高齢と言うこともあり、逆に、助けが必要なときに、中からいくら叫んでも、外からの支援が受けられない危険性もあります。あまり
お勧めはしません。
最後に、近隣の方、があまりにも非常識な”レベル”と”時間帯”で音を出していたら、町内の方(町内会長さんとか)と相談されて、注意をすることもありかと思います。
近隣の騒音の問題は、まず相手を知ることからだと思います。相手を知っていれば、知覚する騒音レベルも下がると思われます。
投稿: 内海 繁 | 2006/08/07 21:26
皆さん専門的な知識のある立場でご意見いただいたことに感謝します。ちょっと情報が足りなかったと反省しますが、生活音とは深夜12時から15時くらいの食器など洗う音だそうです。ご意見の中で、波多さんの植栽で軽減を試みるというのは視点が良いと思いました。専門の防音工事業者にという声も多かったのですが、最近はお年寄り相手のリフォーム詐欺もあるし、住みたい鎌倉・建て主塾のサポートが必要だと思います。まずは、立候補の今村さんと一度現地訪問してみようと思います。進展があれば、また、ご報告します。建築技術とは別に、隣人とのコミュニケーションの問題もよく把握してきます。
投稿: 塾長 | 2006/08/07 21:31