あの頃僕は若かった!

家を持ちたいと思ったはの、結婚してしばらく…それはバブル末期!。5000万円以内で買えるのは、電車に1時間以上乗って駅から徒歩15分程度の70平米弱のマンション。通勤圏の一戸建ては軽く1億円を越え、いささか嫌気がさし、山の中(軽井沢など)に住もうかと真剣に考えていたもの。そんな緑に囲まれた理想の環境に建つ我が家は、輸入住宅ムックで見た大屋根のイメージ。このイメージが、これから長く続く家づくりの始まりであり、原点でもあるのだ。
大屋根が好きなのは、近頃の箱形住宅にはない、やさしさと気品が感じられるからである。子供の頃見て感動した白川郷の合掌づくりは、小屋裏が4層か5層あり、変化に富んだ空間構成で屋内も楽しい。それに、なんと言っても三角屋根は子供が描く家の絵の基本形である。
夢が一歩現実に近づく転機となったのは、マルチメディア映像の制作会社を起業して数年経った頃(1995年頃)。収入が増え頭金が貯まった事。子供が生まれたことなど、条件がそろってきた時期である。家づくりの場所に選んだのが、山と海に囲まれ、かつ東京まで1時間。おしいいレストランや観光名所も多数ある「鎌倉」。まずは、昭和初期の平屋住宅(家賃16万)に移住し、そこでSOHOしながら不動産や住宅のチラシを読みあさっていた…。そして、ある日、それは突然やって来たのです。運命的な出会いです。(次回に続く)
※こちらは、最初の自邸建築(1998年竣工)の記録です。
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